【3学会合同開催】第23回日本健康支援学会年次学術大会・第9回日本介護予防・健康づくり学会大会・京都滋賀体育学会第151回大会

ご挨拶

第23回日本健康支援学会年次学術大会 大会長ご挨拶

第23回日本健康支援学会年次学術大会
大会長 竹田 正樹
同志社大学スポーツ健康科学部教授

大会長 竹田 正樹先生 写真

昨年度は第22回日本健康支援学会年次学術大会および第8回日本介護予防・健康づくり学会大会の合同学会が開催されましたが,本年度は京都滋賀体育学会第151回大会も加えて頂き,3つの合同学会を開催させて頂くこととなりました.日本健康支援学会と日本介護予防・健康づくり学会に京都滋賀体育学会が加わることはイレギュラーな感じは否めません.しかしながら,元々予定されていた日程が全く同一であったこと,また私が健康支援学会の大会長を仰せつかりつつ,京都滋賀体育学会の常務理事として学会運営にも携わらなければならない故,健康支援学会と日本介護予防・健康づくり学会の理事会の皆様にお諮りし,3つの学会を合同で開催させて頂くことの了承を頂きました.両学会の理事の先生方には,厚いご理解を頂きましたこと,深く感謝申し上げる次第です.3つの学会の会員様には,運動・スポーツと健康に関するテーマを幅広く捉えることで,より横断的に情報共有を図って頂きたいと思います.体育学会で扱われるテーマであるスポーツ競技力の向上,スポーツの指導方法,学校現場における体育指導や保健指導,体育の原理原則といった研究は,「健康支援」や「健康づくり」に極めて深く結びついているはずです.

大会実行委員会および事務局は,3つの学会の大会長と事務局,そして同志社大学スポーツ健康科学部の任意の教員内に置かせて頂きました.事務局設置場所においては,第9回日本介護予防・健康づくり学会大会長坂本静男先生および京都滋賀体育学会第151回大会長野村照夫先生のご理解を頂きました.両先生方のご厚情にお礼申し上げる次第です.

学会は学術的情報発信の場であるだけではなく,多くの人の出会いや親交を深める場でもあります.当初,対面形式の開催を考え,3つの学会が合同で開催できるだけの会場を同志社大学で確保しました.しかしながら,新型コロナウィルス感染の収束は一向に見通しが立たず,オンライン開催が妥当であると判断しました.この点,ご理解頂きますようお願い致します.オンライン学会の開催方法に関しましては多くの議論があるかと思います.本年度は,より「学会らしさ」を出すために基本的にリアルタイムでの開催としました.2022年3月5日(土),6日(日)の2日間となります.慣れない運営のため,不手際が生じるかもしれません.そこは挑戦者の気持ちで大会実行委員会一同,可能な限りスムーズな運営に尽力する所存です.今からご予定頂き,オンライン上にて相賀の皆様にお会いできることを心より楽しみにしております.

第9回日本介護予防・健康づくり学会大会 大会長ご挨拶

第9回日本介護予防・健康づくり学会大会
大会長 坂本 静男
駿河台大学スポーツ科学部教授

大会長 坂本 静男先生 写真

このたび、第9回日本介護予防・健康づくり学会を第23回日本健康支援学会および第151回京都滋賀体育学会との3学会合同開催にて2022年3月5日(土)・6日(日)の2日間、同志社大学を事務局本部としてオンライン開催することになりました。

当初は同志社大学キャンパスを使用させて頂いて通常のオンサイトでの学会開催を望んでおりましたが、コロナ禍が収束するどころかますます感染蔓延化し、重症化するに至り、誠に残念ながらオンライン開催することと相成りました。前述しましたように3学会合同開催となった利点を生かして、学際的な学会になるように3学会合同テーマは「コロナ禍における運動,休養,栄養の重要性」と決定しました。

特に日本介護予防・健康づくり学会のシンポジウムは以下の考えのもと、2つのシンポジウムを企画しました。体育とは、いわゆる単なる教育科目の1つではなく精神的な面も含めた身体を育てることと考え、最近のCOVID-19 禍を経験すると介護予防、健康づくりとは広義の体力づくり、特に抵抗力や免疫力をつけることであると、強く考えざるを得なくなりました。それゆえ successful aging を獲得するためには、運動・栄養・休養+α のSDGs (持続可能な開発目標)を作成し、その目標に向けて実践、努力していくことが必要だと考えました(シンポジウム:successful aging 獲得のためのSDGs)。さらにこれらのことを実現していくためには、1つの職種だけの努力では不可能であり、運動指導、栄養指導、休養、介護支援、歯科衛生などの専門領域の方々の共同作業によってはじめて実現可能になると考えました(シンポジウム:運動習慣を継続させるためには)。各シンポジストは、筋生理学、循環器学、脂質・糖質代謝学、栄養学、理学療法学、体育科学、健康科学のスペシャリストであり、興味深い内容の講演を視聴できるかと思います。また新進気鋭の研究者の一般口演やポスター発表を拝聴できるかと思います。

何卒多くの皆様の学会参加を御願いする次第です。

京都滋賀体育学会第151回大会 大会長ご挨拶

京都滋賀体育学会第151回大会
大会長 野村 照夫
京都工芸繊維大学基盤科学系教授

大会長 野村 照夫先生 写真

京都滋賀体育学会第151回大会が,2022年3月5日(土)~6日(日)に、同志社大学のご尽力によって,第23回 日本健康支援学会年次学術大会および第9回日本介護予防・健康づくり学会大会との3学会合同でオンライン開催される運びとなりました。昨年度の単独オンライン開催も含めコロナ禍における学会大会の開催は,新たな開催方法への挑戦契機となりました。

本大会のテーマ「コロナ禍における運動,休養,栄養の重要性」をそれぞれの学会の専門的視点から捉えることによって,気づきの共有,新たな見方,斬新なアイディアの創成など単独では気づかなかった議論の広がりが得られるものと期待しています。一月三舟(いちげつさんしゅう)一つの月でも,止まっている舟からは止まった月が,北へ行く舟からは北へ動く月が,南へいく舟からは南に動く月が見えるという教え(澄観,華厳経疏演義鈔)のように,一つの研究課題について,見方を変えて種々に考察することが,学問の深化や広がりにつながることでしょう。特に,複雑で多様化する社会における,スポーツや健康への問題解決アプローチは,多領域の連携,多元的プロジェクト,学際的融合などが求められますので,この3学会合同が学問の壁を上る新たなホールド(ボルダリングの突起物)となりますことを望みます。

オンライン合同学会大会のメリットは,1件の参加申し込みで,当該3学会の学術プログラムや研究発表を享受できます。会場の広さや収容人数に左右されず自由に意見交換できます。遠方にいながら聴講や質疑応答ができます。演題申し込みや発表資料提出をオンライン上で行えます。デメリットは,3学会の参加条件を揃える必要があります。参加者のインターネット環境により満足度が異なる場合があります。ノンバーバル・コミュニケーションが十分交わせない。メリットを活かし,デメリットの対策や軽減等によって有効な学術集会の手段として醸成できるものと信じています。想定外のトラブルや新たな課題も見つかることと思いますが,参加者の皆さんのご協力で素晴らしい学会大会に育てて頂けると幸いです。

多くの先生方のご参加により,学会を超えた議論に発展し,実り多い大会になりますことを期待しています。

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